公開研究記録と限界

ここでは『史記三国』サイトが現在使用する原典と限界を公開します。確認できる史実、資料から導けない細部、未完了の書稿との照合を分けて記します。

更新日 2026-09-29公開資料 · 人もAIも同じ版Markdown版を読む ↗

照合済みの原典 #

限界と未解決の問題 #

過度な推論はできません

『三国志』は「堅軍」が華雄を斬ったと記し、この一文から孫堅本人による斬首は導けません。

史書の沈黙

正史に桃園の儀式がないことは、私的な盟誓が一切なかった証明ではありません。現在引用する伝記に、その記載が見えないといえるだけです。

版本と注の引用

督郵の話は本文と『典略』で細部が異なり、二つの杖の数を同一の原文としてまとめられません。

作品との照合は未確認

『史記三国』の本文と章回の対応は、最終稿QAをまだ完了していません。「本書ではどう書くか」や未審査の抜粋を先に記入しません。

訂正の方法 #

公開の訂正受付窓口はまだありません。現在使えるフォーム、公式SNSページ、公開連絡メールはなく、本サイトから訂正は送信できません。下記の記録テンプレートを保存し、正式窓口の開設後に提出できます。ダウンロードは送達を意味せず、データもアップロードしません。

各事例での採否 #

華雄の死 ↗

孫堅伝は「堅軍」の戦果として記すため、軍隊単位で帰属させ、未記載の実行者は指定しません。小説の関羽の出陣は文学的叙述として別記します。

『三国志』巻四十六・孫破虜討逆伝 ↗

桃園の誓い ↗

関羽伝の共働と親密さの記録を採り、桃園の儀式は小説欄に置きます。史書の未記載を絶対的な不存在に広げません。

『三国志』巻三十六・関張馬黄趙伝 ↗

督郵事件 ↗

先主伝の本文を本文欄の基準とし、注が引用する『典略』の別の数字と筋は分記します。一つの「原文」らしい文章には混ぜません。

『三国志』巻三十二・先主伝 ↗

草船借箭 ↗

『呉歴』と『魏略』は同じ巻の注に引用された異なる説です。矛盾を解消せず並記し、孫権の敵軍視察を小説の話の唯一の出典とは断定しません。

『三国志』巻四十七・呉主伝 ↗

借東風 ↗

周瑜伝本文と『江表伝』を層別に示します。風向は確認できますが、風向の記録で小説の祈風の術は証明できません。

『三国志』巻五十四・周瑜魯粛呂蒙伝 ↗

単刀赴会 ↗

魯粛伝では双方の単刀と駐兵距離を確認できます。交渉の詰問は当事者の立場であり、一方の言葉だけで荊州の帰属は決定できません。

『三国志』巻五十四・周瑜魯粛呂蒙伝 ↗

改訂記録 #

2026-09-29.13
88件の史料を66の人物関係と22の史実に分けました。人物層は身分と交友だけを示し、推薦・評才・出兵・斬殺は事績データに置き、人物関係には数えません。馬騰・韓遂・馬岱・張魯・韓玄・劉磐の確認済みの接点と人物ページを追加しました。完全な生涯や三国時代の全データベースではありません。
2026-09-29.3
情報階層を修正し、第一層で軍団・人物・戦役・事件を区別しました。張郃の転属前後を二つの最上位入口に分ける誤設計を削除し、全経路が同一人物を参照します。歴任の所属と生涯は人物内に残しました。関係は72に増えましたが、三国時代の完全なデータベースではありません。
2026-09-25.2
人物要約を一つの関係から本伝の概要へ変更し、史料が少ない人物には限られた資料と表示しました。草船借箭・借東風・単刀赴会の三件を追加し、本文と注の異説を分けました。全文をMarkdownにも同期し、節へのリンクと引用情報を追加しました。
2026-09-25.1
人物関係、華雄・桃園・督郵の三件、研究の限界を初めて公開しました。

訂正記録テンプレートをダウンロード(保存のみ、まだ提出不可) ↗

人物の本伝と追加事例の出典 #

人物概要は各自の本伝に戻り、関係図の一本の線を完全な生涯とは扱いません。華雄・顔良は資料が少ないため、限られた史料のカードと明示します。外部実体と照合していないsameAsと生没日は記入しません。

異説を保ち、仮の定説にまとめない #

濡須での敵軍視察:呉主伝注の『呉歴』は曹操が弓弩のむやみな発射を禁じたとし、『魏略』は船体が矢を受けたと記します。本サイトは両説を分け、小説の孔明の借箭をこの史実とは扱いません。

赤壁の風向:周瑜伝本文は風の勢いが激しかったと記し、東南風の明記は注が引用する『江表伝』にあります。史料の層を混同してはなりません。

荊州交渉:魯粛伝は双方の立場と注の版本を含み、一方の詰問だけで帰属を決められません。

今回の改訂は狭すぎた人物要約を修正し、三組の比較を補完しました。サイトの資料整理であり、全書の史料と章回をすべて逐条検証したことを意味しません。

このページを引用

史記三国ウェブサイト「公開研究記録と限界」、資料版 2026-09-29.13、更新日 2026-09-29。

https://shijisanguo.com/ai/research/

個別の主張を引用する際は、その箇所の原典、本文か注に引用された記述かの別、閲覧日も記してください。節見出し横の # から該当箇所に移動できます。本サイトの整理文は古典の原文ではありません。